2006 Timing Machine

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  「びぶ朗」
おおかみの杜
 

Contents

プロローグ
マイク
アンプ
アンプ性能測定
アンプ+マイクテスト
測定精度検証
マイクスタンド
美風呂倶楽部(ビブログラフ)への道
  測定精度について

Precision


「びぶ朗」は独自の専用オシレータは利用していません。
よってPCの基準クロックを利用する事になります。
PCの個体によって微妙にバラツキが生じると考えられます。

「びぶ朗」が用いているPCのサウンド(マイク)入力の仕様ですが、
測定に用いたVGN-TX51Bでは、32bit 192kHzが最高となります。

この程度のA-D変換レベルであれば「びぶ朗」の歩度測定時間は
1〜3分程度ですので、PCの個体によるバラツキは基本的に無視出来る
レベルだと思われます。

作者のwolfmanさんもちょっとは気にしているかもしれません。
とりあえず
私のPC環境での測定精度がどうなるのか調べる事にしました。

1.ファンクションジェネレータでサイン波もしくはパルス波の信号を発生させます。
2.1.5GHz9桁ユニバーサルカウンターにて発振周波数を測定します。
3.
「びぶ朗」の入力にソースを入力し測定精度を調べます。

ポイントになるのが、測定に用いた「9桁」のユニバーサルカウンターです。
日差を測定するには、最低でも0.00001Hzの測定が出来る必要があります。

下表に各振動数の日差と周波数の関係をまとめてあります。

日差1秒以内の誤差の信号を発生させて、「びぶ朗」にて測定します。

一番最初に信号発生ソフトで試しましたが、
周波数が若干に設定よりズレが発生しており、
精度測定に使うことが出来ませんでした。

そこでFG+UCの組合せでテストを行いました。
サンプリングが短い時は小数点以下3桁表示です。


サンプリングを長くすると、小数点以下5桁の0.00001Hz測定レベルになります。



サンプリングを長くし0.00001Hz測定レベルにして、
FGの周波数を100Hzに調整します。
「びぶ朗」を起動して周波数の1/10である10振動に設定します。
「びぶ朗」の描画ラインは、水平であることが分かります。
このテスト結果から、「びぶ朗」の測定精度は正確である事が確認出来ました。

TimeGrapher P-61

「びぶ朗」の測定データとTimeGrapher P-61との比較です。
P-61の純正マイクと秋月アンプの組合せで測定したものです。


下がTimeGrapher P-61で測定したデータです。
「びぶ朗」と同じ測定結果になっています。

この比較テスト結果からも、「びぶ朗」は正確である事が確認出来ました。
「びぶ朗」の測定で用いた秋月アンプの方が感度が高いという事も分かってしまいます。

 

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