2006 Timing Machine

      Link
  「びぶ朗」
おおかみの杜
 

Contents

プロローグ
マイク
アンプ
アンプ性能測定
アンプ+マイクテスト
測定精度検証
マイクスタンド
美風呂倶楽部(ビブログラフ)への道
  Amplifier

Amp No.1 - 7


1999年に自作ビブロを目指して画策していた頃、
その活動を「美風呂倶楽部」と呼んでいました。

ピックアップとしてECMやピエゾを使いましたが、
出力が小さくアンプが必要となりました。

No.1  M-2 Mic Amp
・・・

1999年購入品テスト品です。
C2458が2石のマイクアンプです。
テスト結果は覚えていません。

No.2  TA7252AP Amp

1999年購入品テスト品です。
TA7252APの8Wのパワーアンプです。
取説は中国語です。
テスト結果は、何とか振動音は拾えたレベルです。



No.3  Y's Original Amp

☆☆☆
市販のアンプキットではダメだということになり、
真空管アンプを作っていた友人に頼んで、
専用のアンプを作ってもらいました。

2006年になって友人にアンプはまだ持っているか訊いたのですが、
現在は手元(名古屋)になく違う場所(東京)にありそうだとの事でした。

その後ユニバーサルカウンターを使うために箱を6年振りに開けたところ、
アンプが一緒に出てきました。(汗)

当時唯一機械音が拾えたアンプです。

No.4  Akizuki TA7252AP
☆☆☆

2006年購入
東芝TA7252AP オーディオアンプキット(モノラル)
■東芝のアンプIC TA7252APを使った小型アンプ(モノラル)のキットです。
■出力5.9W(4Ω)
■1台でマイクアンプ、2台でステレオアンプとして、AV家電,ゲーム機,
  パソコンなど、様々な用途に使用できます。
■ICは、各種保護回路(熱しゃ断、対電源サージ(過電圧)、負荷短絡)内蔵で、
  車載(カーオーディオ)にも最適です。
■電圧利得および入力レベルは、任意に設定できる設計です
■基板サイズ:36x46mm(専用プリントパターン)
■電源:DC約9V〜15V

マイクアンプにもなるのがポイントです。
回路は東芝のデータシートの回路そのままですが、
基板はガラエポで専用に基板を起こしていますので、
小型でお買い得である事は確かです。


入出力ケーブルは千石電商で購入したφ3.5mmのステレオ
延長ケーブルを半分に切断して利用します。

ケースは不要品の再利用なので大きさが合いませんが、
スリットが多く放熱性は良いので選択しました。

ボリューム等は手元にあったものを使用しています。

秋月のアンプを接続すると・・・ノイズだらけで全くダメです。
そこでいろいろ試してみました。
入力なし → AMP → PC : ノイズ
圧電素子 → AMP → PC : ノイズ
入力なし → AMP → SP : ノイズ
圧電素子 → AMP → SP : ノイズ
PG → AMP → SP : OK

ファンクションジェネレータからの入力をスピーカーに出力すると、
ノイズも気にならないレベルになります。

その後もアンプに詳しい友人に相談し、
アドバイス通りにいくつもの変更やテストを行いました。
そんな事が何回も続きましたが、結果は良くなりませんでした。

何も入力していないのにノイズが出る。
そんな訳ないはず・・・
原点に戻り入力にノイズが乗っているという事で、 入力のメス3.5プラグ付きの
コードを外し、 圧電ブザーのケーブルをツイストさせて直づけ。

するとなんとノイズなし!
時計の振動音も聞こえてきました。

ノイズの原因は入力に用いていたメス3.5プラグ付きのコードでした。
シールド線では無かったのですか、 ツイスト線だと思いこんでいました。

ゲイン等を変更し実用レベルになりました。
ホワイトノイズが目立っていますが、wolfmanさんから情報に基づいて
圧電素子に平行に1kΩの抵抗を入れて低減させています。


No.5  HA17904

☆☆

いつの時代のものか分かりませんが、かなり昔のOPアンプです。
アンプに詳しい友人にホワイトノイズについて相談したところ、

前回はハムノイズが大きかったですが、
今回はホワイトノイズが大きいようですね。

原因はSP駆動用の電力増幅ICを使っているからかと思います。
SP鳴らす(数Vのオーダー)には、
現状のノイズレベルで十分(S/Nとれている)ですが、
マイク入力(数mV?)に対しては、不十分ということではないでしょうか。

電圧増幅オペアンプがあれば、秋月アンプ(電力増幅アンプ)に替えて、
使ってみるのもいいかと思います。

とアドバイスを受け、手持ちの部品の中から見付けたものです。

OPアンプHA17904のテスト結果ですが、
ホワイトノイズは小さいものの増幅率も低く、
結構いけますが振動音が小さい時計だと増幅率が足りません。
振動音の大きい時計では使うことが出来ました。

アンプに詳しい友人からは、

ゲインが足りないなら、フィードバック抵抗、
入力抵抗の比を大きく してやるとか、
オペアンプを2段重ねるなどで、
大きくすることができると思いますが・・・

とアドバイスを受けたのですが、まだ手を付けていません。

No.6  Daiso 315yen Amp
☆☆

いつもお世話になっているダイソーの製品です。
残念ながら\100ではなく、\300となっていますが、
イヤーフォンはセラックのものが付属しています。
集音器とありますので、補聴器みたいに使うようです。
デザインとサイズは良い感じに仕上がっています。


中は手作り感に溢れています。
2石TRによる増幅と予想通りシンプルな回路です。
マイクはコンデンサマイクが使われており、
スポンジでダンプされているところが、
ダイソーらしからぬ細かい気配りです。

パターン面にはなんとチップ抵抗が使われています。
マウンター使っているとは思えない半田の量ですが、
真相は不明です。


「びぶ朗」用にコンデンサマイクを取り外し、
入力用のジャックを取り付けます。

取付スペース的にはかなりギリギリですので、
リューターで削ってジャックが収まるように加工します。


右側の出力はそのままにする事で、
付属のクリスタルイヤフォンでもモニターが可能です。
マイクへの接続には、左側に新たに作ったジャックに
φ3.5mmのプラグで接続します。


予想通りお手軽な完成アンプです。
「びぶ朗」にも問題なく使うことが出来ます。
ただし、出力がセラミックイヤフォンのインピーダンスに合わせてあるので
PCによっては合わない可能性があります。


No.7  AMP-01 105yen Amp
☆☆

ダイソーとは違い本当に\100の丸七(株)の製品です。
品名はボリュームアップでスピーカーやイヤフォンの増幅用です。

単4電池2本を使う仕様のため、
ダイソーに比べて筐体が大きくなっています。


ちゃんとオーディオ用のTDA2822Mが使われているので、
ダイソーより小さい基板で作られています。


部品も少なくパターンもシンプルです。


「びぶ朗」用への改造はφ3.5mmのプラグ付きの入力線を取り外し、
入力用のジャックを取り付けます。

取付スペースは上の方の写真のように余裕がありますが、
ジャックの形状によっては取付できません。
小さいジャックならば大丈夫です。


SW付きVRのすぐ脇にジャックを作りました。
こちらも違和感なく仕上がりました。


ダイソー比べると二回り程大きくなっています。
それにしても右側のアンプのプリントは趣味が悪いです。

 

                                   著作権 本ホームページおよび画像の著作権はS_Fに帰属します。
                          このホームページの一部または全部を許可無く複製、改変、転載することはできません。
                                                                              Copyright S_F. All Rights Reserved.