2006 Timing Machine

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  「びぶ朗」
おおかみの杜
 

Contents

プロローグ
マイク
アンプ
アンプ性能測定
アンプ+マイクテスト
測定精度検証
マイクスタンド
美風呂倶楽部(ビブログラフ)への道
  Pickup[Mic]

Mini SP

1999年一番最初テストしたのはヘッドフォンのスピーカーです。
スピーカーをマイク代わりに使うというコンセプトです。
小さいから時計向きかと思ったのですが・・・


ECM
次にテストしたのはコンデンサーマイクです。
アキバのパーツ屋でマイクといえばECMです。
腕時計の振動音を拾う事は出来ますが、
周りの音も一緒に拾うため超指向性のマイクでない限り
ビブログラフ用のピックアップには向いていません。


Piezo

測定の為に腕時計の振動を電気信号に換えるには、
ECMのような音(空気振動)を拾うマイクでは
減衰や指向性等の効率を考えると問題があります。

所有するTimeGrapherP-61のピックアップマイクには、
圧電素子が使われています。

腕時計の振動を電気信号に変換する。
途中に空気という媒体が無い分効率も良く、
直接接触させる事により選択して振動が拾えます。

先人の技術者が選んだモノですから当然なのですが、
実に良く理にかなっているものです。

TimeGrapherP-61は40年も前のものです。
今ならもっと良い素材の圧電素子があるかもしれません。

しかし現在は圧電素子でビブログラフで使えそうなモノは、
圧電素子メーカーがOEM先からオーダーを受け
カスタム製造するので一般には流通しておりません。
当然そういう圧電素子の入手は個人レベルでは困難です。

簡単に入手出来るものとなると、圧電ブザーになります。

圧電ブザーでピックアップに最適なものを探すしかない・・・
大量生産により格安で入手性も良好です。
とりあえずいろいろ試してみる事にしました。


P-61 Original Mic
☆☆☆

6姿勢が測定出来るように考えられおり、
作りも丁寧ですし、黒のちりめん塗装までしてあります。
マイクのプラグがφ6.5mmというのも好きなポイントです。

Sphygmomanometer Mic
☆☆

電子血圧計マイクロホン
リバロッチ コロトコフ法による血圧測定用K音センサーです。
ケース内部にプリアンプが内蔵されており、
ケーブルにはシールド線とゴムチューブがパラになっています。
さすが血圧計用です。

性能ですが感度も良くノイズも少ないのが特徴です。
さすが某有名メーカー製のマイクという事なのです。

Piezo-1
・・・

ダイソーの防犯ブザーから取り外し品です。
ケーブルは余りモノを使っており、
より線ではないのでノイズが乗ります。
ただし、それでも振動音の確認はちゃんと出来ます。
所有しているピエゾの中で感度は最も悪いです。

Piezo-2
☆☆

電子パーツ屋さんでケース無しの単体で売られている
中国製の圧電素子です。
上と違ってケーブルは余りモノでもシールド線を使っており、
ノイズは少ないです。
振動音の確認は問題なく出来ました。
さらに工夫を加え感度アップに成功しているので、
アンプ無しのダイレクト入力でも測定可能です。

Buzzer

圧電ブザーです。
そのままの状態です。
ケーブルはオリジナルのままより線にしています。
ケース付きでも大丈夫か?
「工夫」すればOKです。
ちゃんと振動音の確認が出来ました。

Mic

おもちゃのような「渋い」デザインのマイクです。
ダイナミックマイクと呼ばれているもので、
素子にロッシェル塩が用いられている涙ものマイクでした。
バラしてしまうのは惜しいので、動作確認はしていません。

 

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