銚子電鉄
Choshi Dentetsu
 

[1 May 2010] 

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銚子電鉄

 

  1 May 2010

Nikon D70 + Nikkor AF-S DX ED 18-70mm
鉄道博物館だけではなく関東には鉄道好きには堪らない聖地があります。
群馬のわたらせ渓谷鐵道、埼玉の秩父鉄道、千葉の銚子電鉄、神奈川の箱根登山電車

2006年に経営危機に陥っていた銚子電鉄を救おうと全国の鉄道ファンらが
「銚子電鉄のぬれ煎餅」を購入し、その危機を救った話は今や伝説です。

東京駅から特急しおさいで1時間50分、新幹線で名古屋に行くのと時間的な距離は同じ銚子駅から、
銚子電鉄の線路が犬吠埼に向かっています。

2010年の4月のとある日、銚子駅発は1時間に2本しかない時間帯のため乗り継ぎが悪く、
銚子駅から500m離れた仲ノ町駅までのんびり歩いて向かいました。

仲ノ町駅が近づくと醤油の香りが漂いはじめ、ヤマサ工場前の構内には感動的な光景が広がっていました。
左からデハ1002、デハ701、デハ2001(京王帝都カラー)、デハ2002(イオンラッピング)

Nikon D70 + Nikkor AF-S DX ED 18-70mm
改札とは別に仲ノ町駅事務所の入口があります。
その中に入って行くと仕事中の社員に「いらっしゃいませ」と温かく迎えられました。
ここで「銚子電鉄のぬれ煎餅」の購入が可能です。
私はお得な「こわれ煎餅」の「うすむらさき」と「甘じょうゆ味」を購入しました。
食べる時にかけらがポロポロ落ちないのでとても良いです。
Nikon D70 + Nikkor AF-S DX ED 18-70mm
仲ノ町駅の切符売り場は、わざとらしいレトロ感はありません。
雑多な中にどこか温かみのある雰囲気はとても良い感じです。
 
入場券150円を購入すると構内見学出来ます。
切符はなんと硬券で、日付も昔ながらの印字機です。
 
Nikon D70 + Nikkor AF-S DX ED 18-70mm
仲ノ町駅の改札口
構内には京王帝都電鉄カラーの車両が見えています。
Nikon D70 + Nikkor AF-S DX ED 18-70mm
改札口には車両の早見表があります。
 
車両の早見表の左上のデハ301の説明です。
改札口の横の壁に貼られています。
銚子電鉄を救う原動力となった2channelerの手によるものです。
2009年10月に廃車 解体 になったそうです。
 
同じくデキ3の説明です。
 
Nikon D70 + Nikkor AF-S DX ED 18-70mm
デハ1002
元銀座線ですがパンタグラフ付に改造され、カラーリングが違うので別の車両にも見えてしまいます。
先頭車両の下側にある3本のフィン、ドアの上部のスリットは紛れもなく記憶にある銀座線です。
 
Nikon D70 + Nikkor AF-S DX ED 18-70mm
構内待機中のデハ701
車両の外装に傷みが出ています。
外川側の運転台の窓は3つ窓で、前照灯は1灯2ユニットです。
Nikon D70 + Nikkor AF-S DX ED 18-70mm
構内待機中のデハ701
銚子側の運転台の窓は2つ窓で、前照灯は1灯1ユニットです。
Nikon D70 + Nikkor AF-S DX ED 18-70mm
デハ801の銚子側運転台
味わいのある吊り掛け駆動方式の心地よいモーター音も魅力のひとつです。
似ているデハ701は2ドア、デハ801は3ドアと側面から識別が可能です。
 
Nikon D70 + Nikkor AF-S DX ED 18-70mm
デハ801の外川側運転台
こちらは運転台中央にドアがあります。
Nikon D70 + Nikkor AF-S DX ED 18-70mm
デハ1001の銚子側運転台
桃太郎電鉄のラッピングカーです。
Nikon D70 + Nikkor AF-S DX ED 18-70mm
デハ1001とデハ1002の2ショット
Nikon D70 + Nikkor AF-S DX ED 18-70mm
デハ2001の外川側の付随車クハ2501です。
Nikon D70 + Nikkor AF-S DX ED 18-70mm
構内にある吊り掛け駆動方式の台車です。
 
Nikon D70 + Nikkor AF-S DX ED 18-70mm
動輪、ギアのアタリ面、車軸のモーター用軸受けの錆が、仕事をしていた事を物語っています。
 
Nikon D70 + Nikkor AF-S DX ED 18-70mm
見学当日はアイボリーの2000系編成に、イオン銚子ショッピングセンターのラッピングを行っていました。
画像はクハ2502のものです。
 
Nikon D70 + Nikkor AF-S DX ED 18-70mm
何故か構内にある私が幼稚園の頃までは走っていた富士重工のラビットです。
オリジナルカラーですし、レストアベースにもなりそうです。
樹脂製スクーターなら40年経って原型をとどめている可能性は少ないでしょう。
 
Nikon D70 + Nikkor AF-S DX ED 18-70mm
デキ3は工場内にいました。
 
Nikon D70 + Nikkor AF-S DX ED 18-70mm
帰りはデハ801で銚子駅まで戻ります。
Nikon D70 + Nikkor AF-S DX ED 18-70mm
モーターの点検口
真鍮製の金具
もちろんコールタールの香りの木の床
吊り掛け駆動方式独特のモーター音

銚子電鉄はやっぱり魅力的です。

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