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[2008.10.12] |
New FD Zoom 70-210mm 1:4 |
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レンズの分解清掃 Zoom Lens  レンズ構成 9群12枚 画角 34-11度 最小絞り 32 最短撮影距離目盛り 1.2m フィルター径 58mm 大きさ（全長×最大径） 151×72.2mm 重量 705g 発売当時の価格 :\59,000円 Prologue キヤノンNew FDレンズの定番であった望遠ズームですので、 今でも多く流通しています。 ズーム比は3倍でマクロ付きです。 価格はNikkor 80-200mm/4.5の約半額ですが、 金属鏡胴で3倍ズームに開放F4と不満はありません。 
横浜のカメラ屋さんで純正フード付きを発見。 それまで何本もチェックしてきたのですが、 純正フードBT-58付きは初めてでした。 残念な事に「クモリあり」です。 その分フード付きでもお手頃価格になっています！(笑) キヤノン製レンズのクモリは持病と言われていますので、 分解清掃をしてあげて治すしかありません。 キヤノンのFDレンズは、カメラにマウントした状態でなければ 絞りを開放にする事が出来ません。 そこでNew F1を借りてレンズを取り付けてみました。 それなのにクモリは全くは分かりません・・・ 店員さんに 「あの〜 どこにクモリがあるのか分かんないですけど・・・」 と相談しました。 するとレンズチェック用に改造したリアレンズキャップを 持って来てマウントにセットします。 「こんなパーツがあるんですか？」 「中古カメラを扱っているお店なら、どこでも持っていますよ（笑）」 レンズをいろいろな向きにして蛍光灯にかざして、 クモリを探しています。 「後玉の端にありますねぇ、ほら」 とクモリの位置を教えてくれました。 確かに後玉の端にクモリがありますが、 私の感覚では撮影に影響はないと思いました。 「この程度なら撮影に影響はないですよね？」 と店員さんに訊くと 「いやー カメラ屋ですからクモリのあるレンズは勧められません！ 美品のレンズをお求めになられた方が良いと思いますよ。」 とさすがプロのご意見です。 「これなら後玉を外して掃除すれば綺麗になりますよね？」 という問いには 「後で分解出来ないと言われても責任持てませんので・・・ 長年使っていると埃も入りますし、またクモリが出ますよ」 と忠告されてしまいました。 クモリも見付けられないレベルのお客なのですから、 後玉なんか外せるのか? という目でみられ無理だと思われたのでしょう。 「これ頂いていきます、ありがとうこざいました。」 と言うことで、めでたく入手しました。 その後でパーツワゴンを探して、レンズ確認用の キヤノンのリアレンズキャップを見付けました。 「さっそく私もこれで作ってみます！」 「あー これはFDレンズですね、これは使えません」 キャビネットを店員さん２人でゴソゴソと探して、 「はい、ありました」 とNew FD用のリアレンズキャップが出てきました。 リアレンズキャップを受け取った時に、 「ヤケドに気をつけて下さいよ」と満面の笑みで言われました。 「はい」と答えつつ サークルカッターかホルソーしか使わないのに、 ヤケドなんかするかなぁ？ ヨドバシに向かいつつ、自問自答していると 「ジャンク品にのめり込まないように」という忠告だと気付きました。 私が巡るカメラ屋さんには、悪い部分を見付けても隠さずに 買わない方が良いですよとアドバイスしてくれる店員さんがいます。 そんな店員さんと、そのお店が好きなんです。 ネットオークション全盛ですが、 中古カメラ屋さんの魅力は、良い店員さんかもしれません。 [1]  店員さんの診断で後玉だけクモリがある事が分かっていますので、 観察する必要もないのですぐに作業に入ります。 この状態ではクモリは分かりません。 [2]  後玉を固定している2つのリングナットのうち、 内側のリングナットを外します。 マウント側を下にするとレンズが外れてきます。 画像の上の方に見える白い部分がクモリです。 この程度なら撮影に影響はないと思うのですが、 洗ってから無水アルコールで丹念にクリーニングし、 綺麗になり完了しました。 [3] 当方は一切修理は請け負っておりません。 | |||||
