F's Memorandam
Vernier Caliper Leather Case


[2018.08.15]
revised [
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Prologue

安くて便利なデジタルノギスが主流となり、
私も金属製とカーボン製を持っていますが、
昔からのノギスは使い慣れているので手放せません。

ノギスに限らす測定器は精度が命です。
意外に尖っているノギスてすが、
純正は薄いビニールケースに入っています。

いつか丈夫なケースを作ろうと思っていましたが、
デニムでは裂けてしまいそうなので、
強度十分な牛床革1.5mmで作ってみました。

Leathercraft

床革の原反から使う分を切り出します。


型紙は元のビニールケースをコピーして利用します。、
使い慣れたケースが丈夫な素材に変わります。


床革に2Bの鉛筆で型を描きます。



ほとんど曲線切りになりますので、床革からの切り出しは
キッチンバサミを使います。


縫い合わせ後に整形するので、少し大きめに切り出します。


ホック取付のため回転式ポンチを使います。
音がしないので、夜の作業には便利です。


必ず当て革をします。
画像では1枚ですが2枚の方が明けやすかったです。
蓋になる方に2.5mmの穴をあけます。


シルバーのNo.5バネホックを使います。


バネホックNo.5のサイズは12.5mmです。


蓋側のバネホックは平ではないので、
丸皿の打ち台が必要です。


ホックを打ち台にセットします。


No.5用のバネホック用の打ち棒を用意します。


打棒は凹バネホックに合うようなっています。


このようにカシメます。


凸側も回転ポンチで穴あけします。


凸用の打ち棒に平らな面にした打ち台でカシメます。


今回はバネホックの位置が分かっていたので、
縫い合わせ前に取り付けましたが、
そうでない場合は、縫い合わせ後に位置合わせしながら取付けます。


菱目打ちの超便利工具「プロ菱目パンチ」です。
ピッチが3mm, 4mm, 5mmと大きめなので、
厚手の革用に使っています。


3mmピッチのプロ菱目パンチを使い、少しパンチして、
縫いあげを繰り返していきます。


パンチのお陰で楽々と完成しました

F's Comment


150mm用と200mm用を作りました。


いかにも普段使いの道具が入って感じがする床革で、
思った通りの雰囲気になりました。

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