F's
Radio |
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TECSUN BCL-3000
FM:87~108MHz (Original) FM:75~ 95MHz (Modified to Japanese specifications) MW:530~1610KHz SW:3.0~28MHz Size:173[H],272[W],88[D](mm) Weight:1580g 2012年に購入したBCLラジオです。 大きなチューニングダイヤルが目を惹きます。 1970年代のBCLラジオをイメージしたモデルという デザインが最大の入手した動機です。 アナログチューニング+デジタル周波数表示というのも好きです。 BCL-3000は個人輸出(輸入)品がヤフオクに出ていますが、 中国からの送料もかかりますし中国語表記なので、 日本のお店が扱っている英語表記モデルを入手しました。 付属の説明書も英語で書かれているので便利です。 スピーカーが大きく音質が良く、受信性能も高いのですが、 米国仕様のため、日本のFM放送が聴けません。 トランスを内蔵しているので、本来はACアダプタ不要なのですが、 海外200V仕様のため日本ではACアダプタを使う必要があります。 この2つの不満点を解消すれば、使いやすくなります。 F'sオリジナルのBCL-3000日本仕様に改造します。 ![]() リヤパネル側からネジを外して、フロントパネルを外します。 ネジの長さが場所によって違います。(数字が長さ) フロントパネルに取り付けられているスピーカーケーブルを、 ターミナルの半田を取って外します。 ![]() 大きさの割りに軽い事から予想できましたが、汎用のラジオ専用部品を 使っており、中身はスカスカ状態です。 ![]() アナログ式なのでバリコンがあります。 FMの受信周波数変更は、FMフロントエンドのTA7358APの設定変更が必要です。 OSCは可変コイルなので設定変更可能ですが、FM-RF OUTとMIX INはコイル で固定されており改造が必要です。 TA7358APのデータシートに日本用のコイル仕様が載っていますが、 別の方法で改造します。 ![]() 基板のバージョンは、BCL3000-2-V10でした。 OSCを調整して周波数を下げて、FM-RF OUTとMIX INも周波数を変更して、 日本仕様に改造します。 ![]() 改造後、下側は75.3MHz ![]() 改造後、上側は95.0MHzになりました。 ![]() TOKYO FMも受信出来るようになりました。 ![]() FM YOKOHAMAも受信出来ましたので、受信周波数変更は成功です。 ![]() 続いて、電源トランスの交換作業をします。 内蔵されているオリジナルのトランス 220V50Hz (Primary) / 6.2V 400mA (Secondary) ![]() 秋葉原のトランス屋さんで、交換用のトランスを入手しました。 100V (Primary) / 6.5V 500mA (Secondary) ![]() ケースへの固定は、トランスのサイズがほぼ同じなので、 そのまま入れ替え可能でした。 ![]() 背面左側にFMとMW/SWの外部アンテナ入力端子、 中央にDC入力端子があり、右上にメガネプラグ端子があります。 ![]() F'sオリジナルのBCL-3000の日本仕様が完成しました。 とても満足のいくモデルに仕上がりました。 ![]() |
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