F's Radio
Broad Casting Listeners / Short Wave Radio
F'sオリジナル BCL-3000日本仕様


[2012.6.10]
revised [
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TECSUN BCL-3000

Specification
FM87~108MHz (Original)
FM75~ 95MHz (Modified to Japanese specifications)
MW
530~1610KHz
SW
3.0~28MHz
Size:173[H],272[W],88[D](mm)
Weight:1580g


2012年に購入したBCLラジオです。
大きなチューニングダイヤルが目を惹きます。
1970年代のBCLラジオをイメージしたモデルという
デザインが最大の入手した動機です。
アナログチューニング+デジタル周波数表示というのも好きです。

BCL-3000は個人輸出(輸入)品がヤフオクに出ていますが、
中国からの送料もかかりますし中国語表記なので、
日本のお店が扱っている英語表記モデルを入手しました。
付属の説明書も英語で書かれているので便利です。

スピーカーが大きく音質が良く、受信性能も高いのですが、
米国仕様のため、日本のFM放送が聴けません。

トランスを内蔵しているので、本来はACアダプタ不要なのですが、
海外200V仕様のため日本ではACアダプタを使う必要があります。

この2つの不満点を解消すれば、使いやすくなります。
F'sオリジナルのBCL-3000日本仕様に改造します。


リヤパネル側からネジを外して、フロントパネルを外します。
ネジの長さが場所によって違います。(数字が長さ)

フロントパネルに取り付けられているスピーカーケーブルを、
ターミナルの半田を取って外します。


大きさの割りに軽い事から予想できましたが、汎用のラジオ専用部品を
使っており、中身はスカスカ状態です。


アナログ式なのでバリコンがあります。
FMの受信周波数変更は、FMフロントエンドのTA7358APの設定変更が必要です。
OSCは可変コイルなので設定変更可能ですが、FM-RF OUTとMIX INはコイル
で固定されており改造が必要です。

TA7358APのデータシートに日本用のコイル仕様が載っていますが、
別の方法で改造します。


基板のバージョンは、BCL3000-2-V10でした。
OSCを調整して周波数を下げて、FM-RF OUTとMIX INも周波数を変更して、
日本仕様に改造します。


改造後、下側は75.3MHz


改造後、上側は95.0MHzになりました。


TOKYO FMも受信出来るようになりました。


FM YOKOHAMAも受信出来ましたので、受信周波数変更は成功です。


続いて、電源トランスの交換作業をします。
内蔵されているオリジナルのトランス
220V50Hz (Primary) / 6.2V 400mA (Secondary)


秋葉原のトランス屋さんで、交換用のトランスを入手しました。
100V (Primary) / 6.5V 500mA (Secondary)


ケースへの固定は、トランスのサイズがほぼ同じなので、
そのまま入れ替え可能でした。


背面左側にFMとMW/SWの外部アンテナ入力端子、
中央にDC入力端子があり、右上にメガネプラグ端子があります。


F'sオリジナルのBCL-3000の日本仕様が完成しました。
とても満足のいくモデルに仕上がりました。


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