高倍率ズームレンズ
Prologue
初代TAMRON28-200mmの71Dは高倍率でありながら、
コンパクトなサイズなので携帯に便利です。
でも大きな欠点がありまして寄れないのです・・・最短撮影距離2.1m!!!
当時の他社の28-200mmはもっと巨大で、同様に寄れませんでした。
71D付属クローズアップレンズをセットすると1mまで寄れますが、
フィルター用のバヨネットにはめて、前玉ギリギリにセットするため
レンズ保護フィルターを付けていると使えないので不便です。
71Dはコンパクト高倍率標準ズームという新しい分野を生み出し、
各レンズメーカーやカメラメーカーからも同タイプのレンズが
続々と発売されました。
2代目171D/271Dは寄れない初代の欠点を克服すべく、
IF(インテグレイテッド・フォーカス・カム)を採用しています。

最短撮影距離は95cm(28mm時)、80cm(200mm時)になり、
特に135mm時には、最短撮影距離52cmまで寄れますので、
71D+クローズアップレンズより、ずっと寄れるようになりました。
ズームレンズでIFを採用した弊害として無限遠以下の撮影距離では、
単焦点レンズに比べて画角が変化してしまう欠点があります。
古い割には割高感があるFマウント仕様の171Dを購入しました。
EFやKマウント等は割安感があるんですが。
Specifications
モデル名:171D
マウント:ニコンAF-D/キヤノンAF/コニカミノルタAF/ペンタックスAF用
焦点距離:28-200mm
開放F値:3.8-5.6
レンズ構成:14群16枚
最小絞り:22
最短撮影距離:0.52m(135mm時)
ズーム形式:回転式
最大撮影倍率:1:4.8
フィルター径:72mm
フード:花形フード C8FH
重さ:465g
最大径X全長:78mmx82mm
価格:\55,000
発売時期:1996
製造終了:1998
Lens
Test
近所の公園にてテスト撮影を行いました。
Nikon D200 + TAMRON 171D
三脚、レリーズ使用
レンズの鏡胴に表示されている焦点距離[28,35,50,70,100,135,200mm]にて撮影。
中央のステンレス製の柵にピントを合わせていますが、
距離としては無限遠ではないため、MFにてピント合わせています。
絞りは全て開放で撮影しています。

28mm

35mm

50mm

70mm

100mm

135mm

200mm
Lens
Test [MACRO]
Nikon D200 + TAMRON 171D
レンズの鏡胴に表示されている焦点距離ごとに、
3個のうちの手前にあるドングリにピントを合わせて撮影しました。
距離は28mmの最短撮影距離の95cmとしています、
AFにてピント合わせ、絞りは全て開放で撮影しています。
[三脚、レリーズ使用]

28mm

35mm

50mm

70mm

100mm

135mm

200mm
F's
Impression
テスト撮影の結果ですが、そもそも「使いやすさ優先」のレンズですので、
思っていたよりシャープだった・・・なんて事はありませんが、
もちろん使い物にならない・・・ような問題もありませんでした。
レンズ交換式カメラで、レンズ交換しない使いやすさを売りにするなんて・・・
発売当時に疑問は思っていたのですが、
コンパクトカメラからSLRへステップアップする人に最適だったのでしょう。
AF&AEのSLRの敷居をさらに下げ、大衆化させた立役者だと思います。
私の場合はEOS Kissを購入し、最初はW
ZOOM(28-80mm+70-300mm)
のレンズセットを買い、その後にTAMRON 28-200mmを購入しました。
望遠域が必要ない場合には、軽量でコンパクトな28-80mmを使い、
28-200mmは望遠域が必要な場合や旅行の際と使い分けていました。
無くても困りませんが、あると便利なレンズの代表だと思います。
当方は一切修理は請け負っておりません。
ジャンク品は健康に良くありません。 良品を買いましょう〜
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