[2007.8.16]

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AUTO TAMRON
f=24mm 1:3.5
 

 

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Tamron Urtra Wide Lens (1971)

パノラミック効果を演出するレンズ。
超広角にありがちな画像の歪みや、ひずみを除去してあるので、
集合写真、スナップ、風景など超広角独特のフォトテクニックが
存分に生かせる新設計レンズです。 [タムロン カタログより]



このレンズを入手したキッカケになったのが、
同じシリーズのAUTO TAMRON F=28mm 1:2.8です。

AUTO TAMRON F=28mm 1:2.8はジャンクで入手したのですが、
後玉が白濁している状態でした。

カビだと思ってレストア目的で購入し詳しく調べたところ、
白濁はカビによる浸食によるものでした。

レンズ表面には浸食で出来た無数の穴が出来でおり、
0.5mm以上の研磨が必要なレベルであり、
結果として修理不可能と判明しました。

このレンズをNikonのD-SLRに付けた姿が気に入ってしまいました。
うれしい事にAUTO TAMRONに採用されている「アダプトマチック」は、
初期の交換マウントなのですが、たまたまニコン用マウントアダプタは
NikonのD-SLRに全く干渉しないため無加工で取付可能だったのです。

そこで28mmのレンズ2個1にして復活させるために、
ジャンクレンズを探しておりました。

そんな折りに、たまたま見付けたのが
AUTO TAMRON F=24mm 1:3.5たったのです。
28mmに比べ迫力のある面構えです。

Specifications

モデル名:PFY-35Au
マウント:アダプトマチック
焦点距離:24mm
開放F値:3.5
レンズ構成:6群8枚
最小絞り:16
最短撮影距離:0.25m
フィルター径:72mm
重さ:320g
最大径X全長:75mmx65mm
価格:\21,000
発売時期::1971 製造終了:1973(推定)


D-SLR D70 + AUTO TAMRON

D70の最小絞り設定警告レバーもクリア。

D-SLR D200 + AUTO TAMRON

D200の露出計連動レバーにも干渉しません。



Maintenance of AUTO TAMRON 24mm
AUTO TAMRON F=24mm 1:3.5はオークションで入手しました。

外観はほとんどスレもない美品ですが、後玉付近にカビあり。
お約束のNC・NRです。

そんな状態の古いレンズで誰も見向きもしなかと思っていましたが、
意外にも人気があり6人の入札があり、
思いのほか高くなってしまいましたが競り勝ち落札しました。


届いた状態でカビの確認をしました。
28mmと同じ後玉にカビが発生していますが、位置は前側です。
カビの程度は軽いので、クリーニングします。


後玉を固定しているリングナットを外します。


あっさり後玉が外れてきます。


取り外した後玉です。
全体の1/3にカビが繁殖しています。

中性洗剤でカビを落として、水で洗い流してクリーニングします。

簡単にカビを落とすことが出来ました。


組み上げて・・・と言っても
レンズを入れてリングナットを締めるだけですが。
無事にクリーニング完了です。


F's Comment

開放で3.5は暗いなぁ
と思ったもののD-SLRのプリズムなら大丈夫です。
銀塩とは違って明るい明るい!

全く問題なく使うことが出来ます。
注意しなくてはいけないのは、露出を決める際に
ファインダーの像で考えてはいけないという点です。
まずは目で直接みたまま露出値を設定すればOKです。

ちなみに絞りはシャッターに連動しますので、
D-SLRを露出計無しのマニュアル機として使えます。
 

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