F's
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Prologue The Professional雲台の水準器が経年劣化しており、 役目を果たせなくなっていました。 ネジ1本で固定されているだけなので、 SLIKからパーツを取り寄せようと思いましたが・・・ SLIKでは、 レベラー(水準器)の部品販売は行いません (大型普通修理扱い)。 理由:接着時水平位置確認が必要な為 ネジで固定するパーツなのに、 接着が必要という理由が理解出来ません。 簡単な作業なので自分で修理する事にしました。 Spirit Level 気泡管ですが、SLIKオリジナルは直径8mm長さ25mmです。 Amazonでは直径9mmしか見付けられませんでした。 海外のサイトで流通している直径8mmの水準器は、 長さ23mmか30mmとなっています。 価格は、8mm x 23mm 20個で$2なので、 1個10円程度です。 SLIK The Professional Head 6角レンチで一体型の水準器を雲台から外します。 20年前の水準器(気泡管)なので液量が減っています。 右上の水準器は、かろうじて使えます。 水準器は接着剤で固定されており、 ベースも樹脂なので無理は禁物です。 水準器を割り、残った部分をリューターで削り、 ドリルをリーマー代わりにして仕上げています。 オリジナルの水準器は透明ですが、 交換品は緑色となります。 基準台を準備します。 精度±2.5mm/mの水準器で水平出しをします。 基準台で水平調整し、接着剤で固定します。 気泡管を割ると後始末が大変なので、 ピラニア鋸で切断します。 ベースを傷つける可能性があるので、 道具と腕に自信がない人には薦められません。 切断した後で、軽くこじって接着剤を剥がしたら、 気泡管を抜きます。 ベースに残った部分は接着されていますので、 エタノールを隙間に流し込みながら、 マイナスの精密ドライバーとデザインナイフを使い、 残った部分を剥がし取っていきます。 水平を出してから接着剤で固定します。 F's Comment 水準器が蘇りました。 オリジナルの透明と比べると見やすいのですが、 ちょっと目立ち過ぎる気がしてしまいます。 交換用水準器のストックもありますが、 しばらくは交換する事はないでしょう。 |
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