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KING SEIKO 4500A 10 Beats Per Second Prologue 10振動のLORD MARVELにハマり、 次なる高振動時計が欲しくなりました。 45KS ![]() SEIKOの手巻きの10振動となると、 45系は最も有名なムーブメントです。 ![]() 入手したのは45KS(King Seiko)ノンデイトです。 手巻きでありながら、エッジが立っている竜頭 シミのない文字盤は、湿気による腐食なし ムーブメントもサビていない可能性が高いハズです。 ところが、実は不動だったのです。 45系には致命的な弱点がある事は有名な話で、 不動はガラ箱行きを意味するのです。 知っているのになぜ? 単純な思い込みによるミスでした。 High risk and High precision ![]() ゼンマイが切れています。 45系に限らずゼンマイが切れは珍しくありませんが、 強力なゼンマイを搭載する45系の発生率の高さは、 他に比べて突出しています。 ![]() ゼンマイの破断面から、徐々に亀裂が入っていき、 最後は首の皮一枚程度でつながっていた事が 分かります。 高性能な45系の性能の維持には、それに合わせた 適切なメンテナンスが必要なのです。 ![]() ゼンマイが切れるだけなら、現存する45系はもっと多く 稼働していたことでしょう。 香箱にダメージさえなければ・・・ ![]() 強力なゼンマイが切れた時に、暴力的破壊力によって 香箱の歯が欠けてしまうのです。 歯車が3枚無くなっています。 せん断されているので、スパッとした切断面です。 銘ムーブメントの悲しい現実は、 交換部品が無いことです。 Road to recovery 期待していた時計師さんの手持ちガラの中にも、 45系の香箱はありませんでした。 部品取り用の45KSか、45GSを手に入れるのが、 再生に残された方法になります。 そもそも稼働できる個体が少ないだけに、 再生への道のりは平坦ではありません。 ![]() 数か月も探し回って、どうにか45用の香箱を入手し、 時計師さんに預けました。 ![]() 文字盤が綺麗なので、期待していたのですが、 ムーブメントは錆びもなく、綺麗に輝いていました。 ![]() このムーブメントは、個体番号が入っています。 この刻印があるのは、45KSクロノメーターの特徴で、 同じムーブメントだとAoさんが推測されています。 F's Comment ![]() メダリオンはとても良い状態を保っており、 裏蓋にも目立つようなキズはありません。 ベースが良いので磨き仕上げもしていません。 ![]() エッジがシャープなゴールドキャップのケース 竜頭の状態も良好です。 ![]() この45KSで驚いたのは、その精度の良さです。 製造されてから44年も経っているのですが、 普段使いで素晴らしく歩度が安定しています。 ここまで精度が出ている時計は初めてです。 ![]() 長い時間をかけて復活した45KSは、 お気に入りの時計に加わりました。 |
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