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Basic
SLR
The
last model of Konica SLR
シャッター:機械式上下走行メタルフォーカルプレーンシャッター
ファインダー:ペンタ固定アイレベル式 0.87倍 [視野率 92%]
露出:中央部重点測光
露出制御:TTL開放測光シャッタースピード優先式AE
使用電源: 単4×1 (AAA×1)
巻上げ:巻上げレバー135度、予備角20度
大きさ:130×84×45mm 重量:375g
発売当時の価格:¥30,000− [35-70mm付 ¥30,000]
発売期日:1985年4月Prologue
ジャンク箱で見付けたKONICA TC-X+HEXANON 35-70mm/3.5-4.5です。
フード付きのZoom-HEXANON AR 35-70mm/3.5-4.5はマクロも付いており、
HEXANONのズームとして1本欲しいので入手しました。
家に戻って気付きました。同じレンズをすでに持っていたことに・・・
Repair
TC-Xは機械式なのでシャッターは問題なく動作していましたが、
単4が1本入る電池室の電極は緑青が出て腐食していました。
軽く磨いてみましたが露出計は動きませんでした。
酸化部分が厚いと判断し、リューターに極小のワイヤーブラシを取り付けて
電極を研磨します。酸化部分を削りメッキ下の銅の地金が出た状態です。
銅の地金にニッケルメッキを施します。
電極の修理後は露出計がしっかり動作するようになりました。
F's
Impression
FC-1も樹脂製ボディですが、TC-Xに比べると「高級感」すらあります。
TC-Xはブラックボディに派手な赤いラインが目を惹きます。
同じZoom-HEXANON AR 35-70mmでも、左のフード・フィルター付の方が
存在感が増していると感じます。
新しいKonicaのロゴマークになっているのが、コニカ後期モデルの証です。
右下の大きなDXのロゴは、フィルム感度の自動設定を意味しています。
軍艦部はAE-1と同じようにシャッタースピードダイヤルが巻き上げレバーと
同軸になっていおり、大きなシャッターボタンと電源スイッチがあるだけの
極めてシンプルな構成で、そのデザインもトイカメラのような雰囲気があります。
TC-Xのデザインで特徴的なのがペンタプリズム周りです。
それまでのSLRとは異なり軍艦部のペンタプリズムへのつながりが、
スムーズ曲線で構成されており角稜部にもRが付いています。
このようなデザインは後に多くのSLRにも採用されていきました。
悲しいのは安いトイカメラのような滑り止めの凹凸です。
継ぎ目のないコンパクトカメラような一体型グリップですが、
軽いのでホールドは問題ありません。
背面のデザインもコンパクトカメラのようです。
便利なフィルム確認窓、巻上げレバー下にはフィルムカウンターがあります。
35-70mmは暗いためファインダー内のメーターも見にくい事がありますが、
明るいレンズを付ければとても見やすくなり印象が大きく変わります。
指針式のメーターは私の好みですので、
露出補正と操作部が軽くて節度があるものになれば、
軽くて扱いやすいカメラになれたのですが。
当方は一切修理は請け負っておりません。
ジャンク品は健康に良くありません。
良品を買いましょう〜
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