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GITZO R4+ Paint Repair


[2020.6.7]
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Prologue
好きなFrance製GITZOが安くなってきました。
France時代はパーツが国内の町工場で作られ、
そして手作業で組立てられていました。

Italy製になってから、大量生産品へと変化しましたが、
France製だから良いという事ではありませんが、
持っている歴史や作られた背景を含めて好きなのです。


今でもGITZOは高価ですが、
France製時代は遥かに高価でした。

その品質と信頼性からプロのユーザーが多く、
アマチュアでも中判カメラや大判カメラに、
多くの愛用者がいました。

プロが使っていたものや、スタジオのレンタル品は、
機能は問題なくても、どうしても傷が多いです。

Paint Repair
往年のGITZOはガンメタリックやブラックメタリックなど、
年代により様々な色や仕上げがあります。

同じ時代の三脚と雲台を組み合わせた場合には、
色と模様は一致するので心配不要です。

入手したR4+は程度が良いので、
アマチュアが使っていたと思います。
持っているGITZOの中でも、古い世代のものです。


ハンドルの樹脂製の持ち手の形状が、
2000年に丸いゴムハンドルになる前と同じなので、
後期のR4という事が分かります。

年代の割に綺麗ですが、エッジのスレや
打痕による塗装ダメージがありますので、
補修をして往年の姿に戻したいと思います。

Before


After


Before


After


After

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GITZO用の補修塗料はありませんので、
エッジのスレも打痕による塗装剥がれも、
出来るだけ色合わせをして塗装しました。

作業の中で一番時間が掛かったのは、
この塗料選びでした。


剥がれた部分に塗装を盛るため、
筆塗りでエアブラシは使いませんでした。

メッキハンドルも磨き込み、時代を超えた美しさが蘇り、
かなり満足度の高い仕上がりとなりました。
Rationnelle Headが、3型、4型、5型と揃いました。

今のGITZOはカーボン三脚のみとなっており、
重い雲台はバランスが悪いので、
組み合わせるなら往年のアルミ製がベストです。

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