F's Memorandam
フリクション シャープペン
Frixion4 with mech pen


[2017.10.1]
revised [
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Prologue
        
2016年1月、フリクションボール4をシャープペン化しました。


フリクション4の前は、PILOT HI-TEC-C coleto Lumioが
メインのペンとして活躍していました。
0.5mmシャープペン、0.3mm黒、0.3mm赤、0.3mm青を
入れています。

今はFrixion4の0.5mmから0.38mmに換装し、手帳用のペン
としています。

HI-TEC-C coleto LumioとFrixion4は、同じPILOT社製なので、
Frixion4のシャープペン入りが出ると思っていましたが、
ところが2015年末になっても登場しないため改造しました。

Modification



使用するシャープペンユニットは、シャープペン+ボールペン
になっている多機能ペンをドナーとします。



シャープペン+ボールペンの多くは、
シャープペン軸が分解できるようになっていますので、
先端のユニット部分を流用します。


右側のシャープペン軸は
ボールペン軸と同じ外形3.0mm、内径は1.6mm

左側のフリクションボールの軸は
外形3.6mm、内径2.2mmになっています。

ゲルインクのフリクションボール軸は、そのままシャープペンユニット
に付け替えることは出来ません。

シャープペンユニットの0.3mm(0.6mm)のスペーサーとして使うのは、
1.5mmの熱収縮チューブです。


熱収縮チューブを5mm程度使うとピッタリで、
弾性があるので好都合でもあります。


使い切ったフリクションボール軸から、
先端のボール部分を抜き取ります。

軸の内壁にはゲルが残っていますので、
1.5mmの紙ヒモを通してクリーニングします。


シャープペンユニットに、フリクションボール軸を差し込みます。


シャープペン軸をFrixion4に戻し、先端キャップをしめていきます。


先端キャップと本体の隙間は8.5mm
この長さ分だけ、フリクションボール軸をカットする必要があります。
※この長さは、シャープペンユニットによって異なりますので、
 必ず実測して下さい。


フリクションボール軸を8.5mmカットします。


先端キャップがちゃんと締まるようになりました。


シャープペンユニットは緑色のペンと入換ました。


シャープペンのノック時の指掛かりが少ないので、
側面を削ってノックをやり易くしておきます。

Trouble

21ヶ月使用したところでトラブル発生です。
シャープユニットが折れてしまいました。
その前兆として芯折れが多発していたのですが、
ノック時にシャープユニットが折れ曲がってしまい、
中の芯も折れていたようです。

Frixion4は太軸のため、シャープユニットの曲がりが強く、
シャープユニットの細い部分が疲労破壊しやすいのです。


強度重視で金属製のシャープユニットを改造します。
使うのは、Style Fit Sharp Pen Refill 0.5 mm (M5R-189) です。


Style Fit Sharp Pen Refill 0.5 mm (M5R-189)は全長100mm、
Frixion4に入れるには11mm短くする必要があります。


短くする部分のパイプ径は2.3mmで、肉厚は0.1mmしかないので、
砥石で切断します。


全長を89mmに加工しました。


Frixion4に取り付けるため後端の穴径を2.2mmへ拡大します。

F's Review

金属製ユニットの耐久性に期待しています。


シャープペンの替え芯は、長さが60mmが多いのですが、
シャープユニットを切り詰めた構造のため、
5mmほど短くしないと入りません。

緑色が使えないのは仕方がありませんが、
シャープペンがあるのでとても便利です。

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