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BASEL 2004
The Ultimate Chronograph
Bullhead Chronograph
[Limited Edition]
Prologue
2007年10月にCITIZENの2004年の限定モデルを入手しました。
購入の決め手はデザインと機能です。
機能面では機械式時計同様にスイープ運針するクロノ秒針、
さらに機械式クロノグラフに多く用いられているカムによるリセット機構。
クロノグラフでありながら、Eco Drive
というのも優れた点です。
CITIZENでは「ツノ」、SEIKOでは「ウマ」、海外では「Bullhead」と呼ばれる
プッシュボタンと竜頭が12時の位置にあるのが特徴的なデザインです。
1970年代には各メーカーから、このタイプのクロノグラフが発売されましたが、
最近はニューモデルとして各社から年に数モデル発表される程度です。
Citizen
Challenge Timer
所有している「ツノ」は、デザインが気に入ってる「カクツノ」です。
一般的な「ツノ」が丸いデザインであるのとは対照的に、
直線的なデザインで構成されています。
クロノグラフとしては比較的小さなムーブメントですが、
優れた特徴としてはフライバックが機能があります。
CITIZENのデザインは時として素晴らしいものがあると思っています。
CITIZENのアナデジのデザインは大好きなデザインの一つです。
アナデジの復刻モデルは、かなりモディファイされて好きではありませんが。
2004年の限定モデルである、The Ultimate Chronographは、
通称「ツノ」ことCITIZEN Challenge Timerの復刻モデルなのですが、
これは見事に琴線に触れてしまいました。
雑誌等で2004年BASELの情報も見ていたはずですが、
華やかで高額な時計の記事は溢れていた記憶がありますが、
この時計は紹介されなかったのか当時は気付きませんでした。
The Ultimate Chronographを最初に見付けたのが、
発表から3年後の2007年夏のハードオフの時計コーナーです。
CITIZEN機械式クロノグラフ「ツノ」だと思って見たところ、
外観がそっくりのクォーツモデルです。
海外のバチモノかと思ったら、なんと由緒正しきCITIZEN製でした。
後にそれが2004年の限定モデルであった事を知り、
The Ultimate Chronographを気に掛けるようになったのでした。
CEATEC2007のCITIZENのブースにおいて、
E2100クロノグラフのムーブメントが分解展示されていました。
このムーブメントは、The Ultimate Chronographと同じものだと直感し、
見入っているとクロノグラフ機構に機械式カムが用いられていました。
すぐに限定モデルThe Ultimate Chronographを探し始めました。
ネットで検索すると、The Ultimate Chronographは数は少ないものの
まだ在庫があるお店がいくつかある事が分かりました。
日本名は「シチズンデザイン」で、ネイビーモデルとシルバーモデルの2モデル
各105,000円(税込) ※各500個限定発売 ※価格はメーカー希望小売価格
※[2004年 9月 16日 シチズン時計株式会社 発表資料]
「シチズンデザイン」は、“シチズンならでは”の技術とデザインを融合させ、
未来に伝えていくことをコンセプトに展開する新シリーズです。
その第1弾となる新製品は、機械式クロノグラフ独特の操作感を再現した、
光発電“エコ・ドライブ”搭載のクオーツクロノグラフウオッチです。
大きな特長はまずそのデザインです。
シチズンの機械式クロノグラフのルーツに立ち返り、1972年に発売した
『シチズン
チャレンジタイマー』をデザインに取り入れました。
ケース上部(12時位置上)にリューズを配置し、その両脇にプッシュボタンを
取りつけた独特のレイアウト(※)を踏襲しています。
※72年発売当時、このユニークなデザインは話題となり、現在もアンティーク市場
などで“ツノク ロノ”、“パンダ”などの愛称で親しまれています。
もう一つの特長は機械式を意識した操作感と機能です。
プッシュボタン操作は、機械式と同じカム機構を内蔵したことで、
しっかりと押し込める感触が楽しめるようになりました。
またクロノグラフ秒針を機械式独特の1/5秒運針としています。
この他、エコ・ドライブの充電残量表示や、1つのリューズでアラームの設定と
オン・オフの切り替え可能など、使い勝手にこだわった仕様になっています。
20代から50代のウオッチにこだわりを持つ方に向けて発売します。
主な特長
◆ モデルは、シルバー文字板とネイビー文字板の2モデル。
◆ シルバーモデルは『シチズン
チャレンジタイマー』の要素を残すクラシカルな風合い。
◆
ネイビーモデルは本体にプラチナホワイト色を採用した、現代的な雰囲気。
◆ 本体ケース12時上にリュウズ、左右にプッシュボタンを配したユニークなスタイル。
◆
プッシュボタン操作は、機械式と同じカム機構採用で、
しっかりと押し込める感触が楽しめます。
◆ 1/5秒の本格クロノグラフ機能を搭載。
(12時位置にクロノ分表示、3時位置に秒表示、6時位置にクロノ時間表示)
◆ 9時位置にエコ・ドライブ充電量表示機能、またアラーム機能搭載。
◆ 本体ケース・バンドは、“デュラテクト”加工を施したチタンを採用。
シルバーモデルはチタンカーバイト仕様、
ネイビーモデルはプラチナチタンカーバイト仕様。
※ “デュラテクト”とは、チタンやステンレスなど、金属の表面硬度を通常の約3〜5倍に高めて擦り傷や小傷から表面を守り、品質を損なうことなく素材の輝きを長期間保つことを可能にする、シチズン独自の技術。
主な仕様
時間精度 : 平均月差±15秒
フル充電からの駆動時間 : 約8ヵ月
防水機能 : 10気圧防水
メーカー保証 : 1年間
販売予定個数
各500個
主におすすめしたい層
20〜50代のこだわりを持つ男性を中心に
CTZ66-0471
Cal.E210
シルバーモデルのデザインが好きなのですが、
時針と分針、秒針がクロムメッキ地に白色で、
時計としての視認性が悪いのが気に入りませんでした。
そこで、視認性の良いネイビーモデルを購入する事にしました。
限定モデルのためか、品の良いケースに入っています。
ネイビーモデルですが、光の加減で黒文字盤に見えます。
当たり前ですが針の視認性はバッチリです。
ケースのデザインは、シチズン「ツノ」の一般的な丸い形状になっています。
Old
& New
新旧モデルを並べてみると、
新モデルの大きさが一回り大きくなっていますが、
ケースはチタン製にのため軽量に仕上がっています。
新モデルはSEIKOの「ウマ」と同程度の大きさになったと思います。
厚みも一回り厚くなっています。
ブレスレットのデザインは同じではありませんが、
イメージは共通しており直線的なものです。
Citizen Challenge
Timerの特徴である「フライバック」を確認したところ、
2004 The Ultimate
Chronographでは残念ながら出来ませんでした。
デザインも機能も文句なしです、フライバック機能があれば完璧なんですけどね。
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