スクリーンの押さえ金具に取り付けられたミラー用のモルトは
ホロボロ・・・
モルトを剥がしたら錆が・・・
再塗装です。

見辛いですが、塗装部に錆が浮いています。皮に付いていたテープ粘着剤の固着は、溶かしてクリーニングしています。

錆を落として地金を出します。
面倒なので皮も剥がさず、塗装も全部は落としません。
皮に付いた色は全て錆・・・

エナメル塗料を筆で塗り仕上げます、研ぎも無しでいきます。
エアブラシを使わないのは、単に面倒だからです。

ヒンジやエッジも綺麗に見えます。

ヒンジ部分のモルトはご覧の通りボロボロです。

なぜなら裏蓋には錆が出ているのです。

ですから、ちょっとした錆落とし後に再塗装をしなくてはならないので、レストアとも言えなくはないかも。

錆が出ている位ですから、モルトは加水分解してボロボロになっているか、ドロドロになってるかのどちらかです。

そんな状態ですので、撮影すると光線漏れが時々発生します。

溝の加水分解したモルトを掻き出します。
右側のティシュに屑と化したモルトです。

裏蓋の錆から水分の浸入は容易に想像できます。
底板を外したところネジに錆が出ている程度で、大事には至っていませんでした。

モルトのセットを並べたら、スクリーン用モルトと裏蓋の一部のモルトが在りませんでした。

新しいモルトを取り付けます。

ミラー用モルトも塗装したスクリーン金具に貼り付けて取り付けます。その上にあるスクリーンのモルトはそのままですけどね。

手抜き作業とは言え半日かけて完成です。
後は足りないモルトをニコンに取りに行かなくては。