つつじ
26.Jun
ツール・ド・美ヶ原の翌日月曜日は休みをとって
JICO、NOBU、S_Fの三人で久し振りに写真(つつじ)を撮りに行こう〜
という予定でした。
ちょうど梅雨なので朝起きてみれば小雨が降っています。
朝食後には雨は小康状態になり、行くだけ行ってみるかと、
JICOの運転するRAV4に乗り込みました。
麓から見る浅間は雲の中です。
雨かな・・・という空気が車内に充満してきます。
山の上の駐車場では濃霧です。
霧雨のような状態で肌寒い位です。
折角だからリフト乗り場の先のつつじまでまで行ってみるかと、
歩いた霧の先につつじはありました。
全然悪くないです。
こんな雰囲気で撮影出来る機会なんてないから撮ろう!
車に戻りカメラを担いでつつじが多く咲くリフト終点まで
今は草原のスキーコースを「歩き」ます。
リフト終点には悪天候ですがカメラを持った人達が結構来ています。
そういえば駐車場に観光バスも停まっていました。
リフトに乗れば楽々ですしね。
そんな濃霧の撮影では、私たちも「まだまだ若造」の範疇でした。(S_F)
(Photo/S_F)
幻想的です。
でもよく見ると赤いカッパを着た人がいます・・・
リフト乗り場はどっちですか? 訊かれました。
濃霧で道に迷うなんて、人気の無い処だったら困りますね。(S_F)
通常、カメラ1台、レンズ数本というパターンが多いのですが、
今回は、カメラ3台、レンズも3本で、それぞれつけっぱなしで撮影しました。
煩わしいレンズ交換も不要だし、マウントを気にせずに使いたいレンズを使えるので、なかなか良かったと思います。(NOBU)
【Camera/Pentax LX Lens/Flektogon 25mm/4 Film/RDPV】(Photo/NOBU)
フレクトゴン25/4は、レトロタイプとしては世界初の25mmレンズで、発売は1961年という早さである。
(ちなみにニコンは、28/3.5が1960年、24/2.8は1967年である。)
絞り開放では、劇的な周辺光量落ちがあるが、F8程度に絞れば問題なく、画質もシャープである。
フィルム面から19cmまで寄れることもあり、使いやすいレンズである。
手持ちのレンズは、M42マウントで、LXへはマウントアダプターを介して取り付けている。(NOBU)
いつもは山の様な機材を背負って行くのですが
今回はあいにくの天候でしたので機材は
中版の名機(と思っている)フジカ645Wひとつに絞りました。
テーマはツツジとバックに霧かすむ立ち木です。
ツツジと立ち木で幻想的な雰囲気を狙ったのですがもう一息でした。(JICO)
もう一息って・・・良いじゃないですか?(S_F)
【Camera/Fujica645W Film/Fuji PROVIA100F Scan/Epson
GT-9800F[ no retouch] 】 (Photo/JICO)
左から
「構図が整理されずにちょっとごちゃごちゃしちゃいました。」
「雰囲気はいいかなと思いますがツツジが立ち木に負けちゃいましたかね。」
「真ん中の立ち木が手前過ぎて幻想的雰囲気を壊しちゃいました。」(JICO)
【Camera/Leica Vf Lens/Summitar 5cm/2 Film/RDPV】(Photo/NOBU)
ズミター50/2は、人気のないレンズであるが、その立体感の再現性は抜群で、その点だけでも見直されて良いと思う。
今回も期待していたが、ポジを見ても、その特徴は感じられず、ちょっと期待はずれであったが、
思えば、霧の中という、超フラットな光線状況の中では、やむを得ないと思う。(NOBU)
【Camera/Fujica645W Film/Fuji PROVIA100F Scan/Epson
GT-9800F[ no retouch] 】 (Photo/JICO)
左から
「ツツジは綺麗ですがバックが。右の木は全て入れるか、カットすべきでした。」
「構図的にはいいと思うのですが右上が寂しいですね。立ち木が欲しかった。」(JICO)
【Camera/Nikon F2 Lens/Biometar 120/2.8 Film/RDP】(Photo/NOBU)
使用したビオメター120/2.8は、ペンタコン6用のレンズで、ビオメター80/2.8とも共通するが、
あっさりした色再現を持ち、シャープであるがコントラストは低めで、
現代のフィルムとの組み合わせでは、見た目に近い感じで撮れる。
今回は、絞りが不調で、絞り込めず、すべて開放での撮影となったことと、
霧の中であることもあり、その淡い描写が強調された。
柔らかいが、決して眠くはならないところが良い。(NOBU)
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